一言両断

就活終了し、脱力気味の大学4年生です。

就活を機に自分探し?『セルフコーチング入門』

 

GWを機に以前から気になっていたコーチングについて学ぼうと思い、書店に行ったところ、日経文庫の『セルフコーチング入門』という本に出会いました。

セルフ・コーチング入門 (日経文庫)

セルフ・コーチング入門 (日経文庫)

薄くて手軽に読める厚さだと思います。実際筆者は帰省の高速バスの中であっという間に読み終えてしまいました。

この本の良いところは、読者に対し「実際にやってみること」を前提に書かれている点だと思います。セルフコーチングを行う上での注意点、自分への問いかけに際しての一般的な質問等、すぐにでも取り組める手軽さ、使いやすさを意図して書かれたのでしょう。

 

一方で筆者も触れていることですが、この本の限界はあらゆるシチュエーションに対して対応しているわけではないということです。特に、私自身を取り巻く現在の状況に対して道標となるような問いかけが少なかったことは個人的に残念でした。

しかしこれは当然といえば当然の話であり、まだまだ自分には「問いかける力」が足りないのだと痛感させられました。

 

また、この本を読み終えて真っ先に痛感したのは、「就職活動を始める前にこの本を読んでおけばよかった...」ということでした。

私は本格的に企業の採用、広報活動がスタートした昨年の12月になる前の秋に自己分析を始めました。当然就活の自己分析にはそれ専用の書籍が必要だろうと思っていましたが、今終わってみて、またこのセルフコーチングの本を読んでそうではないと感じています。

就職活動を終えてみて、自己分析において重要なことは

  • 自分の強みを把握すること
  • 過去からリソースを探すこと
  • 自分のやりたいこと、できることの選択肢を広げること

であると考えます。他にも必要な要素はたくさんあると思いますが、就活前、または序盤でこれが固まっていればこれほど心強いことはないと思います。(この点に関してはまた後日)

 

この『セルフコーチング入門』には、上記の3要素をはじめ、様々な「問いかけ例」が詰まっていて、これにそって答えるだけでも自己分析が出来てしまいます。また、問いかけを行うにあたっての注意点(マイナス思考にならないことや、気が散ってしまわないこと等)も説明されています。

 

自分自身を見つめなおすのは、何も就活だけでなく、これからも必要なことだろうと思います。(私が自分をしっかりと見つめなおしたのは就活が初めてでしたが)

その傍らに置く本として、これからも活用していきたいです。