一言両断

就活終了し、脱力気味の大学4年生です。

就活準備編②〜自分の長所短所を言えるようにする〜

 

「あなたの長所は何ですか?」

 

 私は就活で面接を20回弱受けましたが、直接長所や短所を聞かれたことはありませんでした。

しかし、「あなたの強みは何ですか?」など、長所短所に関連することは聞かれると思っておいたほうがいいです。
 
では、どうやって自分の長所、短所をピックアップしていくか?
大きく分けて、「自分で考える」「他人に聞く」の2つが考えられます。
 
まずは「自分で考える」ことについて
あーだこーだ悩んでみましょう。まずはそれも大事なことだと思います。
あっているかどうかに関わらず、考えて、書いてみる。
書いてみる、言語化するという作業がとても重要です。
自分でおぼろげに頭の中で思っているだけでは把握できたことにはなりませんし、意外と面接で口に出して言えない場合が多いです。
 
次に「他人に聞く」ことについて
自分で長所、短所を言語化できれば苦労はしないですが、私はなかなかうまくいきませんでした。
そんな時に他人に聞くわけですが、この聞く相手、というのが私は重要であると考えます。
長所はもちろんのこと、短所をしっかり言ってくれる相手を大切にした方がいいです。
これは就活に限らず、私が友人に対して考えている価値観のようなものですが。
 
また、口頭にせず、「他己分析シート」という形で紙媒体で相手に渡すといいでしょう。
面と向かって言いにくいことも紙なら書いてくれます。
その時に設問内容をどうするか、というのが難しいですが、それは就活関連書籍で自己分析に関する本がいくらでもあるので、それを参考にするといいでしょう。
 
私はマイナビの出しているこの本を参考にしました。

マイナビ2014オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析 適職へ導く書き込み式ワークシート

マイナビ2014オフィシャル就活BOOK 内定獲得のメソッド 自己分析 適職へ導く書き込み式ワークシート

 
長所、短所は少なくともそれぞれ5つくらいは用意しておくと困らないかなあ、と思います。
もちろん、それを裏付けるエピソードを忘れないように。
エピソードは自分の過去から引き出してくるものなので、それこそ自分で考えるしかないです。
 
この作業はいつまでにやる、というような種類のものではないです。
今年の12月から就活の3年生が今からやってももちろんいいし、早すぎるわけではないと思います。
そして一回やったら終わりではなく、面接を経る毎にどんどん見直して、錬成していきましょう。

自分流情報収集術

日は日頃私が情報収集のために使っている媒体等を紹介したいと思います。

大学4年の現在はかなり時間に余裕のある生活なので、情報を仕入れる活動に多くの時間を割くことができています。
ブログをお読みになった方々、以下にあげるもの以外になにかおすすめのツールがあればぜひ教えていただきたいです。
 

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日本経済新聞 朝刊、夕刊
 
これからビジネスの世界で働く私にとって必要と思われる情報が詰まっています。毎朝朝食後に朝刊を読む習慣は就活を通して身につきました。就活終了後も引き続き読んでいますし、最近は夕刊も読むようになりました。ネットの発達で新聞の存在意義が薄れていると捉えられがちですが、まとまった質の高い情報を得られるという点で新聞は他の媒体にはないよさがあります。
 
○日経電子版、速報ニュース
 
日経の電子版は無料登録で月に10個の記事の閲覧と、速報ニュースをメールで受信できるサービスを受けることができて、活用しています。マーケットの情報、株価の動きを把握することができ、便利です。また夜中はメールを受信しないように設定できるので、起こされる心配もないです。
 
○Yahoo!ヘッドライン(Androidアプリ)
 
ニュースのアプリはいろいろ試しましたが、即時性、汎用性で優れていると思います。ニュースの内容は大衆的なものが多いですが、速報ニュースの速さはピカイチです。あとヤフーはプロ野球情報のコンテンツ量にも優れているので、非常に重宝しています。
 
○Flipboard(Androidアプリ)
 
タブレットでペラペラめくるように読めるので、使い勝手がとても心地よいです。各新聞社、雑誌社からニュースをピックアップしてくれるので、非常に読みやすく簡単に情報を取得できます。
 
WBS(テレビ番組)
 
テレビ東京が平日の23時から放送している経済番組です。新聞だけ読んでいるとわかりにくいニュースをテレビならではのわかりやすさで解説していたり、翌朝の新聞に載るようなニュースをを先取りできるので、非常に面白く毎日楽しみにみています。情報収集ではできるだけ自分の興味関心以外の情報にもアンテナをのばすように心がけることが大切だと思っています。テレビは観ているだけで自然と入ってくるので、興味のない分野の情報にも接しやすいです。
 
○書籍
 
読書や、本屋へ行ってちょっと雑誌をのぞくなども情報収集の一環です。
 
○Webサイト
 
ガジェット速報(http://ggsoku.com
時論公論http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/
 
 
他にもYahoo!ビジネスのアプリなど、たまに見ているものもありますが、毎日習慣として閲覧しているのはこれくらいです。
 
就活を機に、ニュースへの感度、情報を仕入れようというエネルギーがより強くなりました。
せっかく自分でブログで情報発信を始めたので、これからはもっと他の人のブログも見て情報収集したいなと考えています。

 

「スマホ時代」の演出は本当に消費者目線?

スマートフォンユーザーはどんどん増え続け、現在ではモバイルユーザーの半数以上はスマホになっているのではないでしょうか。

携帯各社の戦略によって、時代はガラケーからスマホに移り変わりつつあります。
しかし、未だにガラケーユーザーが多くいるのもまた事実です。
そもそもガラケーとスマホには端末の特徴がまるで違います。
この2つの違いを比較することで、問題点を明らかにしてみたいと思います。
 

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ガラケーは通話のための端末、副次的な機能としてカメラ、お財布、赤外線、またブラウザ(ガラケー用ブラウザ)機能が付け加えられています。通話中心で、扱うデータ量も少なく、OSはメーカーが独自に作っています。他端末との同期等もないため、電力の消費量も少なく、スタミナがしっかりしているのが特徴です。
 

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一方スマホはデータ通信のための端末です。フルブラウザ、アプリケーション、動画、画像の取得など大量データを扱うことを前提にしています。そこに電話機能を加え、アップルの生み出したiPhoneを始めスマートフォンとして市場に普及しました。OSはiOSやAndroidなど、メーカーではなくコンテンツを提供する会社がパックとして提供しています。その結果同じiOSならばiPadiPhoneもひとつの端末のように同期が行われています。バックアップも自動的に行われるので突然のアクシデントにも対応できるようになりました。
 
しかし、当然消費する電力はガラケーに比べたら歴然と大きいです。常に他端末との同期が進行し、常に端末はデータ通信を繰り返します。スマートフォンを買ったばかりの頃「何もしていないのに気がついたら電池が残り少なくなっていた」というユーザーはたくさんいるのではないでしょうか。
 
なので「そもそもデータ通信なんか求めていない、仕事で電話を使うだけなのだから通話機能を長く使える携帯がほしい」、という人にはそもそもスマホは向かないわけです。しかし、現在日本で携帯電話を買おうと思ったら店頭にはスマートフォンばかり並んでいるのが現状です。使っていたガラケーが壊れてしまったら利用シーンも聞かずにまずスマホに機種変することを勧められるでしょう。これはどう考えてもおかしい、と私は思います。本当にユーザー目線にたとうと思ったら利用シーンに合わせて様々な端末を用意するのが普通ではないでしょうか。
 
一方でキャリアにとってスマートフォンは「金のなる木」であることも事実です。ガラケー時代から比べると格段にデータ通信をやってくれる→定額プランにほぼ確実に加入させることができる、自社で開発したアプリをプリインストールして無料期間内に解約しなければ自動的に月額料金を取る、などなど。だからキャリアは店頭からガラケーを駆逐してスマホばかり売りたがるのでしょう。また他の企業と組んでスマホじゃないとできない機能、サービスを次々と用意すれば簡単にユーザーを誘惑することも可能です。携帯はひとりがひとつは持つ時代、「スマホじゃないと時代遅れじゃないか」って思って変えている人も多いだろうと思います。これもキャリアが仕掛けた戦略の結果です。
 
携帯各社はガラケーユーザーをスマホにすることばかりに躍起になっていますが、これがそもそもの間違いです。ユーザにしてみたら使い方によっては高いお金を払ってわざわざ不便になるものを買わせるわけですから、携帯キャリアというのは悪どい商売だな、と思ってしまいます。国内のユーザーの数は減る一方、各社はユーザーの奪い合いばかりしているように見えます。
 
就活をしていた時、世界を代表する某企業(外資)の説明会で「本当にお客様目線にたって行動している企業は他社のことをいちいち意識しない」とおっしゃっていました。これは本当にそうだと思います。ガラケーを復活させろとはいいませんが、携帯キャリア各社は本当のユーザー目線に立って欲しいな、とユーザーの一人としてお願いしたいものです。

 

ドコモ、新たな戦略は「当たる」か?

NTTドコモが昨日2013年夏モデルを11機種発表しました。
このうちスマートフォンは10機種。
 
この度のドコモの発表会は画期的なものとして業界内外問わず大きなニュースになりました。
私はガジェットに興味があるのでドコモの新商品発表会はチェックするようにしていますが、こんなに話題になったのは久しぶりな感覚があります。昨夜のWBSでは日経平均株価1万5000円到達のニュースを凌いでトップニュースになっていました。これには驚きました。
 

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画期的だった点としては販促費を2つの機種に重点的に配分し、「ツートップ」と位置づけた点です。
 
SONYの「XPERIA A」とサムスンの「GALAXY S4」の2機種に販促費を重点的に配分し、両機種は最安条件適用で実売価格5000円を実現しました。
加藤社長は「今までお客様からどの機種を選んでいいかわからない、という声を多くいただいていた」「メーカーで選んでいるわけではなく、その時一番いい機種を選んでいる。冬モデルはまた1からの競争になる」と述べています。
 
確かに夏モデル全体を見ても両機種はスペック、機能、デザイン等々含めてトップと言える機種であると思います。
昨日の日経の1面に国内のメーカー別スマホシェアが載っていましたが、アンドロイドで国内1位は富士通。こうした点を見ても業界内の地位で選んでいるわけではないんだな、という印象も持てます。
 
ドコモは今のところスマホのOSとしてAndroidのみを扱っていますが、AndroidはオープンなOSのため、メーカーやキャリアに都合よく機能を追加できるのが特徴です。そのため、メーカー毎に多種多様な端末が店頭に並んでいます。消費者から「どれを選んでいいのかわからない」という声が出たのも無理からぬ話でしょう。
 
しかし、ここで問題提起したいのは、ドコモは消費者の気持ちを真に理解しているのか?ということです。
ドコモはMNPでの流出が相次ぎ、苦戦を強いられているのは周知の事実です。
ドコモの中には未だに「ガラケーでいい」というユーザーも半数近くおり、こうしたユーザーをスマホに取り込めるかが至上課題となっています。
 
今回のツートップの2機種はスマホを理解するユーザーにとっては大変魅力的な機種だが、ガラケーユーザーを満足させられるような機種ではないというのが私の考えです。
 
日本のスマートフォン、特にアップルを除いたAndroidスマホは余計な機能が多すぎます。メーカーが独自に備えた機能、アプリ、またドコモは「dモード」と名乗りガラケー時代の「iモード」のようなサービスを行なっています。こうした余計なものが結果的にスマートフォンをよりややこしく、使いにくくしているのが実際の所ではないでしょうか。
 

 

北区立中央図書館

 

都内はいい天気が続いています。
暑いですが、こう天気がいいと何処かへ出かけたくなる質なので
北区立中央図書館へ行って来ました。

 

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赤レンガ倉庫があり、非常に美しい外観です。
ちなみに赤レンガの中はカフェになっています。
目の前には綺麗な公園も。

 

 

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POPEYEの記事にもなっていました。
 
デートスポットというのもあながち間違いではないかなと思うくらい綺麗でした。
この記事によると赤レンガの正体は「元弾丸鉛身場として大正時代に活躍していたレンガ造りの倉庫」らしいですね。
 
もう一つ都内には日比谷におしゃれな図書館があるらしく
今度行ってみたいと思います。

 

日本の電機の未来を考える

昨日のシャープの決算発表で、最終赤字5453億円と発表されました。
 
パナソニックも7542億円の赤字、ソニーは最終黒字こそ達成したものの、エレクトロニクス5分野の赤字を金融などの他業種で埋めた結果となり、日本の電機業界の不調を物語る結果になりました。
 
昨日深夜のNHKの「時事公論」という短い番組でこれら日本の電機業界についてのニュースが取り上げられていました。大変わかりやすくまとめられていたので、それらを踏まえつつ、私なりに考えたことを述べてみようと思います。
 

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日本の電機業界は伝統的に「垂直統合モデル」による自前主義を貫いていました。
 
商品の企画、部品の製造・組立、販売までを自社で一括して取り組むモデルです。
 
例えばパネルの生産で有名な亀山工場など、シャープは部品供給を自社で行い、そこに大型の投資をしました。
 
世界中でテレビが売れればこうしたモデルは成り立ちますが、テレビの需要の低下とともに工場の稼働率も低下します。多額の投資をしたのに最終製品のテレビが売れない。採算の合わなくなったシャープは巨額の赤字を抱えてしまいました。
 
一方iPhoneで世界の主役となったアップルなどの海外の企業のモデルは「水平分業型」と呼ばれています。
 
部品を世界中から安く調達し、自社はコンセプトだけを規定して組立まで海外の企業に委託してしまう。というやり方です。
 
時論公論では日本の電機業界の反省点として
  • 自前主義からの脱却ができなかったこと
  • 顧客目線の喪失
の2つを掲げていました。
 
シャープは「自前のテレビ」にこだわりすぎていたのではないか?消費者の需要とかけ離れた品質重視の高額なテレビが海外モデルの安価なテレビに負けた結果ではないか、ということです。
 
しかし私は安易に自前主義にNOをつきつけるのはいかがなものか、とも思います。
 
確かに経営や財務面では稼働率の悪い不採算工場は邪魔な存在でしかないかもしれませんが、亀山工場はいま、シャープの屋台骨を支える「IGZOパネル」を生産しています。
 
部品の製造や組立にこだわる姿勢は長期的に見れば企業のイノベーションにつながるのではないか。と思うのです。
 
アップルは確かに水平分業モデルで相当儲けましたが、現在はその水平分業モデルによって苦境に立たされているように見えます。
 
なぜなら、こうしたモデルに求められるのは、常に刺激的な製品コンセプトを消費者に提供し続けることだからです。スティーブ・ジョブズのもとで生まれたiPhoneの製品コンセプトは世界中を驚かせましたが、現在のアップルには「その次」を生み出す力があるのか?それが問われています。
 
刺激的な製品コンセプト...これが問われるのは日本企業も同じことです。
 
魅力的な商品を企画・開発できなければ、「垂直統合」であろうが「水平分業」であろうが苦しむのは同じことだと思います。
 
ではいかに、世界中の多様な消費者に対して驚きを提供することができるか?
 
ここでヒントになるのが顧客目線のものづくりです。
 
そして、パナソニックが復活に向けて興味深い開発を進めていることが時論公論で紹介されていました。
 
それはユーザの用途に応じた製品開発です。
 
法人向けのPCでは、使う現場に応じて仕様を変えた様々なPCが活躍しています。
 
 
こうした「多品種少量」なものづくりこそ、これからの鍵になってくるのではないか、と私は考えました。
 
顧客目線のものづくりは、本来日本企業が得意とするところです。
 
特に日本の中小企業、町工場では顧客に応じた多品種少量のものづくりが現在も行われています。
 
多様なニーズに多様な製品群で応えていく
 
これこそこれからの日本の電機業界に必要なことではないかと思います。
 
実現は簡単ではないでしょうが、一般消費者向けにも使い方に応じた多様な性能を持ったテレビやスマホが登場すれば、市場は活性化するのではないか。と思いました。
 
特に日本のスマホは「全部入り」をうたってどれも同じようなものが多いですから...
 
長々と書きましたが、これで終わります。

 

就活準備編①自分の強みは相対評価!?

 

早速、「就活準備編①」と題して、“自分の強みを把握すること”について書きたいと思います。
 

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いきなり他人の言葉をパクりますが(笑)
 
ゼミの同期が以前こんなことを言っていました。
 
「地球上に自分一人しかいなかったら自分の強みは強みではない」
 
就活を終えた私にとって、このフレーズは非常に鋭く、共感しました。当たり前だろって思う方もいらっしゃるとは思いますが、自分の強みを考える時、我々はどうしても絶対的なものを探しがちであると考えます。(実際私はそうでした)
 
私は就活を始めたばかりの時、「自分には強みなんてない」「そもそも社会人になったこともないのに...」「これまで送ってきたのは平凡な人生だし...」などとクヨクヨ悩んでいました。
 
そもそも日本人は外国人に比べて奥ゆかしいし、自分のいいところを進んで言う人は周りから「自信家」と分類されるような気がします。そして、そういった人達の言う強みはきっと「絶対的な」ものでしょう。
 
しかし就活で必要なのは他の人と比べた相対的な強みであると考えます。
 
取っ掛かりはどんなものでも構わないと思います。「友達のA君は飽きっぽくていろいろなことに手を出しているけど、私はどちらかというとひとつのことを継続できるタイプかもしれない...」とか、「N君は部屋が汚いけど私はそれに比べて整理整頓をきちんとするなあ...」とか。すいませんあまりいい例が思いつきませんが(笑)
 
とにかく相対評価でいいのです。というより相対評価の方がいいのです。
 
面接ではほぼ間違いなく、何らかの形で自分の強みを発信します。むしろ経験的に、自分の強みをうまく発信できなかった面接は通りませんでした。
 
絶対的な「これだけは誰にも負けない」もいつかは見つけていく必要があるかもしれません。しかし、就活に関してだけ言うのならば、評価する面接官は集団面接ならその場にいる複数人、個人面接なら前後の人、または人事のベテランなら過去の経験、、などなどすべてを相対して評価していることを忘れてはいけないと思います。
 
自分の強みを探そうといった時に、まずは周りの人と自分を比べてみる。これをおすすめしたいと思います。